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【決勝】vs 岐阜商
全国制覇【特別記事】:第38回全国高等学校野球選手権大会

第38回 全国高等学校野球選手権大会 vs 岐阜商

1956/8/20  決勝
甲子園球場
vs 岐阜商(岐阜)
TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
岐阜商 0 0 0 0 2 0 0 0 0 2 1 1
平安 2 0 0 0 0 1 0 0 0 3 7 3
岐阜商:清沢、田中―丹羽
平安:岩井―植木

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栄冠 平安高校へ三たび 善戦の岐阜、反撃も空し1安打に封じる
岐阜商とは、奇しくも昭和11年と昭和13年に二度決勝戦で顔を合わせており、戦績も1勝1敗のまったくの五分。今回の決勝戦はまさに歴史的な一戦でもあり、また同時に決勝戦に相応しい熱戦が予想された。

平安は幸先良く一回裏に早くも2点を先制した。二つの死球と投手野選で一死満塁とすると5番吉川の凡飛は投手背後に落ちるラッキーな安打で1点、続く6番植木がスクイズを決めて鮮やかに2点を奪った。

一方の岐阜商は平安岩井の前に苦戦。4回を終えてなおも無安打。
岐阜商が好機を掴んだのは五回、4番田中が遊失で出塁すると続く長屋が四球、6番清沢の一ゴロをセカンドへ送球するもこれを平安二塁手が落球。四球と2つのエラーで無死満塁とした。
7番丹羽は三振に倒れた一死満塁、8番林の打球は投ゴロとなり、約束通りの投―捕―一のダブルプレー。ところが、捕手から一塁への送球がランナーに当たり一塁手が逸らす間に1点を返還した。なおも走者二、三塁、続く9番山田はチーム初安打となる中前打してもう1点を追加し、同点に追いついた。

平安はこの5回に3つのエラーを記録し、また無安打の好投を続けていた岩井も初安打を打たれてしまった。

形勢は6回、再び平安が先頭の6番植木が中前打で出塁し、後続の北村がバント、荒川の一塁ゴロの間に二死三塁とすると、9番市川がきっちりセンター前へ打ち返し、1点を加算した。

この6回に平安が挙げて1点が決勝点となり、岐阜商も5回の好機以外は見当たらず、平安岩井の前に1安打で敗れ去った。


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