秋季近畿大会 2012年(平成24年) |龍谷大平安硬式野球部応援サイト ~ALL 平安~ 目指せ全国制覇!!
秋季近畿大会 2012年(平成24年)
![]() |
||||
---|---|---|---|---|
'12/10/21 | 1回戦 | 智弁和歌山 (和歌山1位) | ○ | 2-1 |
'12/10/27 | 準々決勝 | 大和広陵 (奈良2位) | ○ | 2-0 |
'12/11/3 | 準決勝 | 京都翔英 (京都1位) | ● | 8-9 |
![]() |
秋季近畿大会 2012年(平成24年)
2012/10/20 1回戦 ほっともっとフィールド球場 vs 智弁和歌山(和歌山1位) |
||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E |
智弁和歌山 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0 |
龍谷大平安 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 2 | 7 | 1 |
- ◎バッテリー
- 【智弁和歌山】:吉川―長
- 【龍谷大平安】:福岡―横山
- ▼ニ塁打
- 横山(平)大倉(智)
打 | 安 | 点 | ||
---|---|---|---|---|
(8) | 徳本 | 4 | 2 | 0 |
(4) | 吉岡 | 2 | 0 | 0 |
(3) | 河合 | 4 | 0 | 0 |
(7) | 有田 | 3 | 0 | 0 |
(5) | 嶋田 | 2 | 0 | 0 |
(9) | 中口 | 3 | 1 | 0 |
(6) | 石川 | 3 | 2 | 0 |
(2) | 横山 | 3 | 2 | 2 |
(1) | 福岡 | 2 | 0 | 0 |
打 | 安 | 点 | ||
---|---|---|---|---|
(4) | 坂本 | 4 | 0 | 0 |
(8) | 西 | 4 | 0 | 0 |
(6) | 大倉 | 3 | 1 | 0 |
(9) | 天野 | 3 | 0 | 0 |
(1) | 吉川 | 4 | 2 | 1 |
(7) | 片山 | 3 | 1 | 0 |
H | 小菅 | 0 | 0 | 0 |
(3) | 山田 | 2 | 0 | 0 |
3 | 山口 | 2 | 0 | 0 |
(2) | 長 | 4 | 1 | 0 |
(5) | 田中 | 2 | 1 | 0 |
打 | 安 | 点 | 振 | 球 | 犠 | 併 | 残 | 盗 | 失 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
26 | 7 | 2 | 4 | 3 | 2 | 0 | 5 | 0 | 1 |
打 | 安 | 点 | 振 | 球 | 犠 | 併 | 残 | 盗 | 失 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
31 | 6 | 1 | 6 | 1 | 3 | 1 | 7 | 0 | 0 |
龍谷大平安8強
冷静エース 自己修正
九回、リードはわずか1点。2死二塁のピンチで龍谷大平安の左腕福岡は迷わなかった。「三振を狙ったが、監督から『欲を出すな』と言われて力を抜いて投げた」。最後の打者を変化球で追い込み、直球で二ゴロに打ち取った。強打の智弁和歌山に勝った瞬間、左拳を握りしめた。
四回、内野の失策から無死一、二塁のピンチを背負った。ここで智弁和歌山の4番が犠打をしたのを見て、福岡は感じた。「(相手は)打てないのかな。なら、勝負しにいこう」。後続を外角スライダーで空振り三振と中飛に仕留め、直後の攻撃で捕手横山の2点二塁打を呼び込んだ。
球が高めに浮き出した五回以降、上体に頼って投げないようベンチでストレッチを続けた。自ら調子を立て直した左腕を、横山は「ショートバウンドのスライダーは絶対に捕る」と支えた。原田監督も「福岡はよく粘った。最後まで任せようと思った」と褒めた。
秋の近畿大会では準優勝した2007年以来の勝利。福岡は「次も内角を攻める投球をしたい」と、大和広陵との準々決勝をにらんだ。
【京都新聞】(2012/10/21朝刊)
冷静エース 自己修正

四回、内野の失策から無死一、二塁のピンチを背負った。ここで智弁和歌山の4番が犠打をしたのを見て、福岡は感じた。「(相手は)打てないのかな。なら、勝負しにいこう」。後続を外角スライダーで空振り三振と中飛に仕留め、直後の攻撃で捕手横山の2点二塁打を呼び込んだ。
球が高めに浮き出した五回以降、上体に頼って投げないようベンチでストレッチを続けた。自ら調子を立て直した左腕を、横山は「ショートバウンドのスライダーは絶対に捕る」と支えた。原田監督も「福岡はよく粘った。最後まで任せようと思った」と褒めた。
秋の近畿大会では準優勝した2007年以来の勝利。福岡は「次も内角を攻める投球をしたい」と、大和広陵との準々決勝をにらんだ。
【京都新聞】(2012/10/21朝刊)
2012/10/27 準々決勝 ほっともっとフィールド球場 ![]() vs 大和広陵(奈良2位) |
||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E |
大和広陵 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 |
龍谷大平安 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | x | 2 | 5 | 0 |
- ◎バッテリー
- 【大和広陵】:立田―岬
- 【龍谷大平安】:福岡―横山
- ▼三塁打
- 吉岡(平)
- ▼ニ塁打
- 石川(平)
打 | 安 | 点 | ||
---|---|---|---|---|
(8) | 徳本 | 4 | 0 | 0 |
(4) | 吉岡 | 4 | 2 | 0 |
(3) | 河合 | 3 | 1 | 1 |
(7) | 有田 | 3 | 0 | 0 |
(5) | 嶋田 | 1 | 1 | 0 |
(9) | 中口 | 1 | 0 | 0 |
(6) | 石川 | 3 | 1 | 1 |
(2) | 横山 | 3 | 0 | 0 |
(1) | 福岡 | 3 | 0 | 0 |
打 | 安 | 点 | ||
---|---|---|---|---|
(6) | 岸本 | 3 | 1 | 0 |
(4) | 平野 | 4 | 0 | 0 |
(7) | 山口祐 | 4 | 0 | 0 |
(1) | 立田 | 3 | 1 | 0 |
(9) | 山部 | 3 | 1 | 0 |
(8) | 山口全 | 2 | 0 | 0 |
(3) | 森田 | 3 | 0 | 0 |
(2) | 岬 | 3 | 0 | 0 |
(5) | 内田 | 3 | 0 | 0 |
打 | 安 | 点 | 振 | 球 | 犠 | 併 | 残 | 盗 | 失 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
25 | 5 | 2 | 3 | 5 | 4 | 0 | 8 | 2 | 0 |
打 | 安 | 点 | 振 | 球 | 犠 | 併 | 残 | 盗 | 失 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
28 | 3 | 0 | 8 | 2 | 0 | 0 | 3 | 1 | 1 |
情報提供:山崎友彦さん
河合君、レフト前にタイムリー大きな追加点。2対0リード。有田君ライトフライ。
さあ最終回守りさあ行こう龍谷大平安!
ゲームセットよっしゃ!勝ったで!
光る積極性 右腕攻略
龍谷大平安の投打ががっちりかみ合った。打線が大和広陵の好右腕立田からしぶとく2点を奪えば、エース福岡が危なげなく完封。来春の甲子園がぐっと近づき、原田監督は「選手は1週間ごとにぐんぐん伸びている。本当に良くやっていると思う」と目を細めた。
本格派の立田攻略が試合の鍵だった。1回戦で滋賀学園が振らされた外角高めの速球を見極め、中堅から逆方向への打撃を狙った。だが、打者が一巡した三回、選手たちが「今日は球が走っていない」と原田監督に伝えた。すると監督は「じゃあ、ファーストストライクから行けや」。
迎えた四回、切り替えた作戦が早速、当たった。2死二塁で石川が「相手の自信のある直球を狙って思い切り振った」と2ボールからの3球目をたたくと、右翼手の頭上を超える先制二塁打になった。五回の追加点は2死走者なしから。吉岡が右中間三塁打を放ち、河合が真ん中低めのスライダーに詰まりながら左前に運んだ。
援護を受けた左腕エースは「試合ごとにできることが多くなっている」とチームの成長を実感する。殊勲の石川や河合をはじめ1年生5人が先発を占め、元気さでチームを引っ張る。河合は「目標は全国制覇。次は長打を打ちたい」。貪欲な姿勢を貫き、準決勝に挑む。
【京都新聞】(2012/10/27朝刊)

本格派の立田攻略が試合の鍵だった。1回戦で滋賀学園が振らされた外角高めの速球を見極め、中堅から逆方向への打撃を狙った。だが、打者が一巡した三回、選手たちが「今日は球が走っていない」と原田監督に伝えた。すると監督は「じゃあ、ファーストストライクから行けや」。
迎えた四回、切り替えた作戦が早速、当たった。2死二塁で石川が「相手の自信のある直球を狙って思い切り振った」と2ボールからの3球目をたたくと、右翼手の頭上を超える先制二塁打になった。五回の追加点は2死走者なしから。吉岡が右中間三塁打を放ち、河合が真ん中低めのスライダーに詰まりながら左前に運んだ。
援護を受けた左腕エースは「試合ごとにできることが多くなっている」とチームの成長を実感する。殊勲の石川や河合をはじめ1年生5人が先発を占め、元気さでチームを引っ張る。河合は「目標は全国制覇。次は長打を打ちたい」。貪欲な姿勢を貫き、準決勝に挑む。
【京都新聞】(2012/10/27朝刊)
2012/11/3 準決勝 ほっともっとフィールド球場 vs 京都翔英(京都1位) |
||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E |
京都翔英 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 9 | 11 | 2 |
龍谷大平安 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | 8 | 11 | 1 |
- ◎バッテリー
- 【京都翔英】:八木、前村、吉田、榎本―山口
- 【龍谷大平安】:坂本、美浪、湊―横山
- ▼本塁打
- 榎本(京)
- ▼三塁打
- 西岡田(京)
- ▼ニ塁打
- 常(平)榎本2(京)
打 | 安 | 点 | ||
---|---|---|---|---|
(8) | 徳本 | 4 | 1 | 0 |
(4) | 吉岡 | 4 | 1 | 0 |
(3) | 河合 | 3 | 0 | 0 |
(7) | 有田 | 4 | 2 | 0 |
(5) | 嶋田 | 5 | 2 | 0 |
(6) | 石川 | 4 | 1 | 0 |
(9) | 中口 | 3 | 0 | 1 |
(2) | 横山 | 4 | 2 | 1 |
(1) | 坂本 | 1 | 0 | 0 |
H | 常 | 1 | 1 | 2 |
1 | 美浪 | 0 | 0 | 0 |
1 | 湊 | 1 | 1 | 2 |
打 | 安 | 点 | ||
---|---|---|---|---|
(9) | 小谷 | 4 | 1 | 0 |
(5) | 堺 | 5 | 0 | 0 |
(2) | 山口 | 4 | 2 | 1 |
(3)・1 | 榎本 | 4 | 4 | 5 |
(8) | 平垣内 | 5 | 1 | 0 |
(6) | 田中 | 3 | 1 | 0 |
(7) | 中村 | 4 | 1 | 0 |
(1) | 八木 | 1 | 0 | 0 |
H | 上田 | 0 | 0 | 0 |
R | 池野 | 0 | 0 | 0 |
1 | 前村 | 0 | 0 | 0 |
1 | 吉田 | 1 | 0 | 0 |
3 | 後藤晃 | 1 | 0 | 0 |
(4) | 西岡田 | 3 | 1 | 1 |
打 | 安 | 点 | 振 | 球 | 犠 | 併 | 残 | 盗 | 失 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
34 | 11 | 6 | 2 | 5 | 3 | 1 | 7 | 0 | 1 |
打 | 安 | 点 | 振 | 球 | 犠 | 併 | 残 | 盗 | 失 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
34 | 11 | 7 | 4 | 10 | 3 | 1 | 11 | 2 | 2 |
粘り あと一歩
龍谷大平安の驚異的な粘りは、あと一歩及ばなかった。1点を追う最終回。先頭の河合が四球で出塁し、サヨナラムードが高まったが、中軸が相次いで凡退。空振り三振の5番嶋田は「最後は気持ちが足りなかった」と唇をかんだ。
だが、4点を追い上げた八回の攻撃は、伝統校の意地を十分に見せつけた。2番手の左腕美浪が満塁本塁打を浴び、4-9と逆転された直後、2死から4番の有田主将が「僕がチャンスをつくる。絶対に行ける」と左前打。ここから3単打に2四球も絡めて1点差に迫った。原田監督も「よう返したと思います」とほめた。
近畿大会では捕手の横山や3番を担った河合ら1年生が成長した。この日、身内の不幸で欠場したエース福岡ら2年生も経験を積んだ。4強入りは来春の選抜大会出場に向け、有力な材料となる。「投手陣を競争させ、福岡に続く層を厚くする。春の大舞台を常に意識して過ごさせる」と原田監督。課題を見据え、冬にさらなる成長を遂げる。
【京都新聞】(2012/11/4朝刊)

だが、4点を追い上げた八回の攻撃は、伝統校の意地を十分に見せつけた。2番手の左腕美浪が満塁本塁打を浴び、4-9と逆転された直後、2死から4番の有田主将が「僕がチャンスをつくる。絶対に行ける」と左前打。ここから3単打に2四球も絡めて1点差に迫った。原田監督も「よう返したと思います」とほめた。
近畿大会では捕手の横山や3番を担った河合ら1年生が成長した。この日、身内の不幸で欠場したエース福岡ら2年生も経験を積んだ。4強入りは来春の選抜大会出場に向け、有力な材料となる。「投手陣を競争させ、福岡に続く層を厚くする。春の大舞台を常に意識して過ごさせる」と原田監督。課題を見据え、冬にさらなる成長を遂げる。
【京都新聞】(2012/11/4朝刊)