第91回選抜高校野球大会 2019年(平成31年) |龍谷大平安硬式野球部応援サイト ~ALL 平安~ 目指せ全国制覇!!
第91回選抜高校野球大会 2019年(平成31年)
背番号 | 守備 | 氏名 | 学年 |
---|---|---|---|
1 | 投手 | 野澤秀伍 | 3 |
2 | 捕手 | 多田龍平 | 3 |
3 | 一塁手 | 三尾健太郎 | 3 |
4 | 二塁手 | 北村涼 | 3 |
5 | 三塁手 | 奥村真大 | 2 |
6 | 遊撃手 | 羽切陸 | 3 |
7 | 左翼手 | 半保和貴 | 3 |
8 | 中堅手 | 中島大輔 | 3 |
9 | 右翼手 | ★水谷祥平 | 3 |
10 | 補 | 豊田祐輔 | 3 |
11 | 補 | 村尾亮哉 | 2 |
12 | 補 | 田島輝久 | 2 |
13 | 補 | 山崎憂翔 | 2 |
14 | 補 | 下野優真 | 3 |
15 | 補 | 川谷優真 | 3 |
16 | 補 | 西川史礁 | 2 |
17 | 補 | 大國太陽 | 3 |
18 | 補 | 中嶋駿 | 3 |
![]() |
||||
---|---|---|---|---|
'19/3/25 | 1回戦 | 津田学園 (三重) |
○ | 2-0(11) |
'19/3/29 | 2回戦 | 盛岡大付 (岩手) |
○ | 9-1 |
'19/3/31 | 準々決勝 | 明豊 (大分) |
● | 0-1(11) |
写真提供:ryuheian
※写真の無断複写・転載は固くお断りします。
第91回選抜高校野球大会 2019年(平成31年)
2019/3/25 1回戦 阪神甲子園球場 vs 津田学園(三重) |
||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | H | E |
龍谷大平安 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 4 | 0 |
津田学園 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 |
- ◎バッテリー
- 【龍谷大平安】:野沢―多田
- 【津田学園】:前―阿万田
- ▼ニ塁打
- 西川、奥村(平)
打 | 安 | 点 | ||
---|---|---|---|---|
(8) | 中島 | 5 | 0 | 0 |
(4) | 北村 | 4 | 0 | 0 |
(2) | 多田 | 4 | 0 | 0 |
(9) | 水谷 | 3 | 1 | 0 |
(5) | 奥村 | 4 | 1 | 1 |
(3) | 三尾 | 4 | 1 | 1 |
(7) | 長畑 | 5 | 0 | 0 |
(6) | 西川 | 4 | 1 | 0 |
(1) | 野沢 | 3 | 0 | 0 |
打 | 安 | 点 | ||
---|---|---|---|---|
(4) | 大音 | 5 | 0 | 0 |
(7) | 松尾 | 4 | 1 | 0 |
(9) | 藤井 | 4 | 0 | 0 |
(5) | 前川 | 3 | 0 | 0 |
(3) | 石川 | 3 | 0 | 0 |
(2) | 阿万田 | 4 | 0 | 0 |
(6) | 小林 | 4 | 3 | 0 |
(1) | 前 | 3 | 0 | 0 |
(8) | 渡辺 | 3 | 0 | 0 |
打 | 安 | 点 | 振 | 球 | 犠 | 併 | 残 | 盗 | 失 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
36 | 4 | 2 | 6 | 5 | 1 | - | - | 2 | 0 |
打 | 安 | 点 | 振 | 球 | 犠 | 併 | 残 | 盗 | 失 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
33 | 4 | 0 | 7 | 2 | 4 | - | - | 0 | 1 |
龍谷大平安 原田監督「よく持ちこたえた」 区切りの京都勢200勝目
◇第91回選抜高校野球大会第3日第1試合 1回戦 龍谷大平安2―0津田学園(2019年3月25日 甲子園)
第91回選抜高校野球大会第3日は25日、甲子園球場で行われた。第1試合は、津田学園(三重)と龍谷大平安(京都)が対戦。龍谷大平安が延長11回の激闘の末、2―0で勝ち、京都勢春夏通算200勝目を挙げた。
延長11回、1死一、二塁からヤクルト・奥村展征を兄に持つ奥村真大の左越え適時二塁打で1点を勝ち越し。さらに犠飛で加点。左腕・野沢秀伍が粘りの投球で4安打完封した。
試合後、原田監督は「こういう試合になると思っていた。どこでうちが崩れるかなと思ったが、最後まで崩れずにバッテリー中心によく持ちこたえた」と選手を称え、「投手の野沢がよく粘ってくれた。野沢のおかげ」と勝因を挙げた。京都勢春夏通算200勝には「100勝も平安が名を刻んでいるので、できれば200勝もと思っていた。区切りに平安の名前が載るってことはうれしいこと」と話した。
勝ち越し打の奥村は「前の打者が敬遠されたので悔しかった。僕が打ってやろうと思ってました。直球が多かったので直球1本に絞っていた。詰まっていたんですが、抜けてくれてよかったです」と笑顔。野沢は「自分の持ち味で粘って粘って投げようと、これだけを考えていました。コースによく決まった。これがよかったと思う」と淡々と試合を振り返った。
【スポニチ】(2019/03/25)
第91回選抜高校野球大会第3日は25日、甲子園球場で行われた。第1試合は、津田学園(三重)と龍谷大平安(京都)が対戦。龍谷大平安が延長11回の激闘の末、2―0で勝ち、京都勢春夏通算200勝目を挙げた。
延長11回、1死一、二塁からヤクルト・奥村展征を兄に持つ奥村真大の左越え適時二塁打で1点を勝ち越し。さらに犠飛で加点。左腕・野沢秀伍が粘りの投球で4安打完封した。
試合後、原田監督は「こういう試合になると思っていた。どこでうちが崩れるかなと思ったが、最後まで崩れずにバッテリー中心によく持ちこたえた」と選手を称え、「投手の野沢がよく粘ってくれた。野沢のおかげ」と勝因を挙げた。京都勢春夏通算200勝には「100勝も平安が名を刻んでいるので、できれば200勝もと思っていた。区切りに平安の名前が載るってことはうれしいこと」と話した。
勝ち越し打の奥村は「前の打者が敬遠されたので悔しかった。僕が打ってやろうと思ってました。直球が多かったので直球1本に絞っていた。詰まっていたんですが、抜けてくれてよかったです」と笑顔。野沢は「自分の持ち味で粘って粘って投げようと、これだけを考えていました。コースによく決まった。これがよかったと思う」と淡々と試合を振り返った。
【スポニチ】(2019/03/25)
龍谷大平安の「じじい」野沢 胃腸炎も11回完封
<センバツ高校野球:龍谷大平安2-0津田学園>◇25日◇1回戦
龍谷大平安(京都)が延長11回におよんだ息詰まる投手戦を制し、京都勢の春夏通算甲子園200勝を達成した。昨夏の同校の甲子園通算100勝に続くメモリアル星。エース野沢秀伍投手(3年)が11回を完封した。
プロ注目の津田学園(三重)・前佑囲斗投手(3年)との投げ合い。相手打線より手ごわい? 敵と闘っていた。2日前から胃腸炎にかかっており、腹を下していた。気弱そうな顔から野沢を「じじい」と名付けた原田監督も「球速が出ない。心配していた」とハラハラ。「下痢のせいかな…。力が入らなかった」と野沢も苦笑い。だが力で押せない分、逆に持ち前の制球に細心の注意を払った。
本調子より平均で5キロほど遅い130キロ前後の直球をコーナーに決め、宝刀チェンジアップを低めに決めた。3回、4回のピンチは最後を中飛で切り抜け、5回2死三塁は左打者の大音壱汰内野手(3年)から直球で空振り三振。9回からの3イニングは3人ずつで片付け、完投した。
「(緊張で)ちょっとチビっていた選手もいたと思ったけど、しっかり守ってくれてよかった。下半身を使って低めに低めにと気をつけて投げました。エースの対決として負けられない、と思っていました」。頼れる左腕は少しもチビらず、踏ん張って132球を投げ抜いた。
【日刊スポーツ】(2019/03/25)
龍谷大平安(京都)が延長11回におよんだ息詰まる投手戦を制し、京都勢の春夏通算甲子園200勝を達成した。昨夏の同校の甲子園通算100勝に続くメモリアル星。エース野沢秀伍投手(3年)が11回を完封した。
プロ注目の津田学園(三重)・前佑囲斗投手(3年)との投げ合い。相手打線より手ごわい? 敵と闘っていた。2日前から胃腸炎にかかっており、腹を下していた。気弱そうな顔から野沢を「じじい」と名付けた原田監督も「球速が出ない。心配していた」とハラハラ。「下痢のせいかな…。力が入らなかった」と野沢も苦笑い。だが力で押せない分、逆に持ち前の制球に細心の注意を払った。
本調子より平均で5キロほど遅い130キロ前後の直球をコーナーに決め、宝刀チェンジアップを低めに決めた。3回、4回のピンチは最後を中飛で切り抜け、5回2死三塁は左打者の大音壱汰内野手(3年)から直球で空振り三振。9回からの3イニングは3人ずつで片付け、完投した。
「(緊張で)ちょっとチビっていた選手もいたと思ったけど、しっかり守ってくれてよかった。下半身を使って低めに低めにと気をつけて投げました。エースの対決として負けられない、と思っていました」。頼れる左腕は少しもチビらず、踏ん張って132球を投げ抜いた。
【日刊スポーツ】(2019/03/25)
2019/3/29 2回戦 阪神甲子園球場 vs 盛岡大付(岩手) |
||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | ||
盛岡大付 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 12 | 0 | ||
龍谷大平安 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 1 | x | 9 | 13 | 0 | ||
- ◎バッテリー
- 【龍谷大平安】:野沢―多田
- 【盛岡大付】:木内、阿部、大谷 ―島上
- ▼三塁打
- 水谷(平)
- ▼ニ塁打
- 奥村(平)木内(盛)
打 | 安 | 点 | ||
---|---|---|---|---|
(8) | 中島 | 3 | 1 | 1 |
(4) | 北村 | 4 | 1 | 0 |
(2) | 多田 | 4 | 2 | 1 |
(9) | 水谷 | 3 | 1 | 1 |
(5) | 奥村 | 3 | 2 | 1 |
(3) | 三尾 | 3 | 2 | 2 |
(6) | 西川 | 4 | 2 | 3 |
(7) | 半保 | 3 | 0 | 0 |
(1) | 野沢 | 3 | 2 | 0 |
打 | 安 | 点 | ||
---|---|---|---|---|
(4) | 佐々木 | 5 | 2 | 0 |
(6) | 峰 | 4 | 2 | 1 |
(9) | 岡田 | 4 | 2 | 0 |
(5) | 小野寺 | 4 | 2 | 0 |
(8)・3 | 小川 | 4 | 1 | 0 |
(7) | 平賀 | 4 | 0 | 0 |
(2) | 島上 | 4 | 1 | 0 |
(3) | 及川 | 2 | 1 | 0 |
R | 村上 | 0 | 0 | 0 |
8 | 松原 | 2 | 0 | 0 |
(1) | 木内 | 1 | 1 | 0 |
1 | 阿部 | 1 | 0 | 0 |
1 | 大谷 | 0 | 0 | 0 |
H | 池 | 1 | 0 | 0 |
打 | 安 | 点 | 振 | 球 | 犠 | 併 | 残 | 盗 | 失 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
30 | 13 | 9 | 5 | 6 | 4 | - | - | 3 | 0 |
打 | 安 | 点 | 振 | 球 | 犠 | 併 | 残 | 盗 | 失 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
35 | 12 | 1 | 7 | 1 | 1 | - | - | 0 | 0 |
龍谷大平安クリーン野球宣言で完勝、原田監督30勝
<センバツ高校野球:龍谷大平安9-1盛岡大付>◇29日◇2回戦
サイン、盗まなくても打てます。龍谷大平安(京都)・原田英彦監督(58)が史上16人目の甲子園通算30勝を達成した。投打がかみ合い、完勝で3年ぶりの8強入りを果たした。
偶然にも、全9得点が二塁に走者を置いた状況で生まれた。二塁走者によるサイン伝達疑惑が話題になる中で、クリーンな野球を宣言して試合に臨んだ名将が底力を発揮した。
騒動の余韻が甲子園に残っていた。原田監督は試合前からサイン伝達について質問を受けた。「うちの選手は言わないでも分かっている」と一切の伝達行為をしていないことを宣言し、選手を送り出した。
ふたを開けると、相手の先発は左腕阿部ではなく右腕の木内。「全く想像していなかった。映像も見ていない」と困惑した。だが、初回から襲いかかる。奥村の押し出し四球で先制すると6番三尾が2点左前打で、いきなり3点を先取。指導歴26年で養った眼力で、的確な指示を出していた。
試合前、木内がブルペンで変化球を低めに集めているのを見ると「低めをしっかり見切れ」とナインに伝えた。普段は落ちる球が苦手という三尾が10球も粘り、コンパクトに振って三遊間をしぶとく抜いた。
5回、盛岡大付は阿部にスイッチ。「低めのチェンジアップは絶対振ったらアカンと。それができた。やればできるチームです」。6~8回に西川、中島、水谷、西川、多田と適時打を連ね、試合を決めた。二塁に走者がいた13打席は10打数6安打、2死球、1犠打。次に来る球を知らなくても、チャンスで打った。
選手は前夜、星稜と習志野の騒動があったことを伝えられ、疑わしい動作をしないように言われていた。だが、水谷主将らは「全く気にならなかった」と口をそろえ、騒動の影響はなかった。日ごろの備えもある。龍谷大平安は、相手走者を観察する選手を決めて常にベンチで目を光らせている。疑わしい動きがあればサインを増やしたり、変えたりして対応。これまでに何度か経験済みだ。
原田監督は「だいぶ本来の姿になりつつあるけど、まだまだ重い。もっと元気になるはず」と快勝にも七分咲き宣言。5年ぶりセンバツ制覇を予感させる横綱相撲だった。
◆監督通算30勝 龍谷大平安・原田監督が16人目となる甲子園監督通算30勝目。初勝利は97年春。
【日刊スポーツ】(2019/03/29)
サイン、盗まなくても打てます。龍谷大平安(京都)・原田英彦監督(58)が史上16人目の甲子園通算30勝を達成した。投打がかみ合い、完勝で3年ぶりの8強入りを果たした。
偶然にも、全9得点が二塁に走者を置いた状況で生まれた。二塁走者によるサイン伝達疑惑が話題になる中で、クリーンな野球を宣言して試合に臨んだ名将が底力を発揮した。
騒動の余韻が甲子園に残っていた。原田監督は試合前からサイン伝達について質問を受けた。「うちの選手は言わないでも分かっている」と一切の伝達行為をしていないことを宣言し、選手を送り出した。
ふたを開けると、相手の先発は左腕阿部ではなく右腕の木内。「全く想像していなかった。映像も見ていない」と困惑した。だが、初回から襲いかかる。奥村の押し出し四球で先制すると6番三尾が2点左前打で、いきなり3点を先取。指導歴26年で養った眼力で、的確な指示を出していた。
試合前、木内がブルペンで変化球を低めに集めているのを見ると「低めをしっかり見切れ」とナインに伝えた。普段は落ちる球が苦手という三尾が10球も粘り、コンパクトに振って三遊間をしぶとく抜いた。
5回、盛岡大付は阿部にスイッチ。「低めのチェンジアップは絶対振ったらアカンと。それができた。やればできるチームです」。6~8回に西川、中島、水谷、西川、多田と適時打を連ね、試合を決めた。二塁に走者がいた13打席は10打数6安打、2死球、1犠打。次に来る球を知らなくても、チャンスで打った。
選手は前夜、星稜と習志野の騒動があったことを伝えられ、疑わしい動作をしないように言われていた。だが、水谷主将らは「全く気にならなかった」と口をそろえ、騒動の影響はなかった。日ごろの備えもある。龍谷大平安は、相手走者を観察する選手を決めて常にベンチで目を光らせている。疑わしい動きがあればサインを増やしたり、変えたりして対応。これまでに何度か経験済みだ。
原田監督は「だいぶ本来の姿になりつつあるけど、まだまだ重い。もっと元気になるはず」と快勝にも七分咲き宣言。5年ぶりセンバツ制覇を予感させる横綱相撲だった。
◆監督通算30勝 龍谷大平安・原田監督が16人目となる甲子園監督通算30勝目。初勝利は97年春。
【日刊スポーツ】(2019/03/29)
どこか痛いヤツは?平安・原田監督「はい」 30勝到達
打者はしぶとく粘って、塁に出れば足を使ってかき回す――。らしさが十分に詰まった白星が、龍谷大平安を長く指導する原田英彦監督(58)の甲子園通算30勝目となった。
「よく打って、よく動いてくれた」。試合後のインタビュー台で監督は選手たちをそう褒めた。
盛岡大付の先発は「まったく予想しておらず、映像も見てなかった」という木内。面食らった部分もあったが、選手たちはたくましかった。一回に押し出しで先制すると、なお1死満塁で三尾がファウルで粘って10球目を左前への2点適時打とした。
「三尾はいつも、低めのボール球を振って崩れるのに。今、彼は乗っている」と監督。六回は采配に選手がこたえた。重盗を含む3盗塁を絡め、3点を追加。きれいな安打は少なくても、選手たちは崩されながらも球に食らいつき、終盤も着実に加点した。
試合前、監督は心配していた。「全然元気がない。もっと盛り上げないかん」。トレーナーが選手たちに「体調の悪いやつはおるか」「どこか痛いやつはおるか」と問いかけたとき、監督はすべての質問に「はい」と手を挙げて笑いを取った。
「誰よりも平安を愛しているのは僕自身」と公言する。監督として初勝利を挙げた1997年春から、もう20年以上がたつ。97年夏の準優勝、2014年春の優勝と古豪を復活させ、積み上げてきた30勝。「長くやらせていただいたおかげ」と謙遜しながらも、「区切りなのでうれしいです」と笑った。
若い頃は鼻っ柱の強い選手たちと文字通り「体当たり」で向き合ってきたが、近年は年齢の離れた選手たちの指導を「子育て」とも表現する。良くも悪くも「良い子」「おとなしい子」が増え、この日のように、監督自身がチームの盛り上げ役を務めなければいけないこともしばしば。
監督が待っているのは、主将水谷の復活だ。「3月くらいから、あいつの調子が上がらなくて。水谷が考え込むと、チームが盛り上がらないんですわ」
どこか、現代っ子らしからぬ武骨さを漂わせる主将はこの日1安打。「まだまだ。50%です」という柱が復調してチームを鼓舞できれば、監督の「31勝目」も近づいてくる。
【朝日新聞】(2019/03/29)
「よく打って、よく動いてくれた」。試合後のインタビュー台で監督は選手たちをそう褒めた。
盛岡大付の先発は「まったく予想しておらず、映像も見てなかった」という木内。面食らった部分もあったが、選手たちはたくましかった。一回に押し出しで先制すると、なお1死満塁で三尾がファウルで粘って10球目を左前への2点適時打とした。
「三尾はいつも、低めのボール球を振って崩れるのに。今、彼は乗っている」と監督。六回は采配に選手がこたえた。重盗を含む3盗塁を絡め、3点を追加。きれいな安打は少なくても、選手たちは崩されながらも球に食らいつき、終盤も着実に加点した。
試合前、監督は心配していた。「全然元気がない。もっと盛り上げないかん」。トレーナーが選手たちに「体調の悪いやつはおるか」「どこか痛いやつはおるか」と問いかけたとき、監督はすべての質問に「はい」と手を挙げて笑いを取った。
「誰よりも平安を愛しているのは僕自身」と公言する。監督として初勝利を挙げた1997年春から、もう20年以上がたつ。97年夏の準優勝、2014年春の優勝と古豪を復活させ、積み上げてきた30勝。「長くやらせていただいたおかげ」と謙遜しながらも、「区切りなのでうれしいです」と笑った。
若い頃は鼻っ柱の強い選手たちと文字通り「体当たり」で向き合ってきたが、近年は年齢の離れた選手たちの指導を「子育て」とも表現する。良くも悪くも「良い子」「おとなしい子」が増え、この日のように、監督自身がチームの盛り上げ役を務めなければいけないこともしばしば。
監督が待っているのは、主将水谷の復活だ。「3月くらいから、あいつの調子が上がらなくて。水谷が考え込むと、チームが盛り上がらないんですわ」
どこか、現代っ子らしからぬ武骨さを漂わせる主将はこの日1安打。「まだまだ。50%です」という柱が復調してチームを鼓舞できれば、監督の「31勝目」も近づいてくる。
【朝日新聞】(2019/03/29)
2019/3/31 準々決勝 阪神甲子園球場 vs 明豊(大分) |
||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | H | E |
龍谷大平安 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 1 |
明豊 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1x | 1 | 7 | 0 |
- ◎バッテリー
- 【龍谷大平安】:橋本、野沢―多田
- 【明豊】:寺迫、若杉、大畑 ― 成田
- ▼ニ塁打
- 布施(明)
打 | 安 | 点 | ||
---|---|---|---|---|
(8) | 中島 | 5 | 1 | 0 |
(4) | 北村 | 1 | 0 | 0 |
4 | 中嶋 | 3 | 0 | 0 |
(2) | 多田 | 5 | 2 | 0 |
(9) | 水谷 | 5 | 0 | 0 |
(5) | 奥村 | 4 | 1 | 0 |
(3) | 三尾 | 4 | 2 | 0 |
(6) | 西川 | 2 | 0 | 0 |
H・6 | 羽切 | 1 | 0 | 0 |
(7) | 半保 | 3 | 0 | 0 |
(1) | 橋本 | 2 | 1 | 0 |
1 | 野沢 | 2 | 0 | 0 |
打 | 安 | 点 | ||
---|---|---|---|---|
(4) | 表 | 5 | 0 | 0 |
(6) | 宮川 | 4 | 1 | 0 |
(7) | 布施 | 4 | 1 | 0 |
(5) | 野辺 | 4 | 0 | 0 |
(9) | 藪田 | 5 | 0 | 0 |
(3) | 青地 | 4 | 1 | 0 |
3 | 後藤 | 1 | 1 | 1 |
(2) | 成田 | 4 | 0 | 0 |
(1) | 寺迫 | 1 | 1 | 0 |
H | 山田 | 1 | 0 | 0 |
1 | 若杉 | 2 | 2 | 0 |
1 | 大畑 | 0 | 0 | 0 |
(8) | 井上 | 2 | 0 | 0 |
打 | 安 | 点 | 振 | 球 | 犠 | 併 | 残 | 盗 | 失 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
37 | 7 | 0 | 7 | 7 | 1 | - | - | 3 | 1 |
打 | 安 | 点 | 振 | 球 | 犠 | 併 | 残 | 盗 | 失 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
37 | 7 | 1 | 6 | 3 | 2 | - | - | 0 | 0 |
龍谷大平安・原田監督 明豊の投手力に脱帽「エース級が3人いる」
「選抜高校野球・準々決勝、明豊1-0龍谷大平安」(31日、甲子園球場)
ホームが最後まで遠かった。龍谷大平安(京都)は四回、六回に2本のヒットで先制機を迎えたが、あと1本が出ず。犠牲バント失敗や痛い場面での失策、盗塁死もあり、サヨナラで散った。
先発の橋本幸樹投手が七回途中まで2安打無失点の好投。2番手として登板した野沢秀伍投手も粘りを発揮したが、連戦の疲れもあったのか今大会327球目を中越えに打たれた。
原田英彦監督(58)は「惜しかった。本当に惜しかった。橋本は躍動してくれ、野沢も疲労がある中で良く投げた。しかし、打てなかったですね。エース級が3人いる」と明豊の投手陣を讃えた。
【デイリースポーツ】(2019/03/31)
ホームが最後まで遠かった。龍谷大平安(京都)は四回、六回に2本のヒットで先制機を迎えたが、あと1本が出ず。犠牲バント失敗や痛い場面での失策、盗塁死もあり、サヨナラで散った。
先発の橋本幸樹投手が七回途中まで2安打無失点の好投。2番手として登板した野沢秀伍投手も粘りを発揮したが、連戦の疲れもあったのか今大会327球目を中越えに打たれた。
原田英彦監督(58)は「惜しかった。本当に惜しかった。橋本は躍動してくれ、野沢も疲労がある中で良く投げた。しかし、打てなかったですね。エース級が3人いる」と明豊の投手陣を讃えた。
【デイリースポーツ】(2019/03/31)
センバツ 龍谷大平安4強ならず
センバツ高校野球は31日、準々決勝が行われ、第2試合で京都の龍谷大平安高校は大分の明豊高校に延長11回、1対0でサヨナラで敗れ、3年ぶりのベストフォー進出はなりませんでした。
試合は、龍谷大平安が背番号「13」の橋本幸樹投手、明豊が背番号「18」の寺迫涼生投手と両チームとも甲子園初登板のピッチャーが先発し、バックも堅い守りをみせて0対0のまま、今大会4回目の延長戦に入りました。
そして延長11回、龍谷大平安はツーアウト満塁のピンチを招いたところで、7回の途中から登板していたエースの野澤秀伍投手が右中間へタイムリーヒットを打たれてしまい、龍谷大平安は1対0でサヨナラで敗れて、3年ぶりのベストフォー進出はなりませんでした。
野澤投手は「最後は自分の失投で負けてしまい、一球の重みを感じました。ただ、ピンチでも自分のピッチングを貫けたことは自信に繋がりました。夏に向けて、コントロールをさらに磨いていきたい」と話していました。
【NHK】(2019/03/31)
試合は、龍谷大平安が背番号「13」の橋本幸樹投手、明豊が背番号「18」の寺迫涼生投手と両チームとも甲子園初登板のピッチャーが先発し、バックも堅い守りをみせて0対0のまま、今大会4回目の延長戦に入りました。
野澤投手は「最後は自分の失投で負けてしまい、一球の重みを感じました。ただ、ピンチでも自分のピッチングを貫けたことは自信に繋がりました。夏に向けて、コントロールをさらに磨いていきたい」と話していました。
【NHK】(2019/03/31)