全国高校野球選手権大会 1997年(平成9年) |龍谷大平安硬式野球部応援サイト ~ALL 平安~ 目指せ全国制覇!!
全国高校野球選手権大会 1997年(平成9年)
待ち望んだ全国大会 準優勝! ナイン一周にファン・OB涙する |
全国高校野球選手権大会 準優勝 | ||||
---|---|---|---|---|
'97/8/10 | 1回戦 | 県岐阜商 (岐阜) | ○ | 8-4 |
'97/8/15 | 2回戦 | 高知商 (高知) | ○ | 5-0 |
'97/8/18 | 3回戦 | 浜松工 (静岡) | ○ | 3-2 |
'97/8/19 | 準々決勝 | 徳島商 (徳島) | ○ | 5-1 |
'97/8/20 | 準決勝 | 前橋工 (群馬) | ○ | 3-0 |
'97/8/21 | 決勝 | 智弁和歌山 (和歌山) | ● | 3-6 |
全国高校野球選手権大会 1997年(平成9年)
1997/8/10 1回戦 vs 県岐阜商(岐阜) | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E |
県岐阜商 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 4 | 5 | 2 |
平安 | 2 | 0 | 1 | 0 | 2 | 2 | 1 | 0 | x | 8 | 14 | 1 |
県岐阜商:藤田、水谷、野々村-石原 平安:川口-山田 本塁打:秋田(岐) |
古豪対決 平安に軍配 毎回の全員14安打 初回先制流れつかむ
平安が毎回全員の14安打で快勝した。初回先頭の奥井が中前打で出塁。村岡が送ったあと、辻本が2球目をたたいて先制の左中間突破三塁打を放った。さらに川口の時に捕手悪送球で辻本が生還。立ち上がりで一気に流れに乗った。三回には二死三塁から川口の内野安打で加点し、五、六回には辻本の右越え三塁打を含む6長短打を浴びせて差を広げ、七回には田中の左中間三塁打で突き放した。左腕エース川口はボールが先行して苦しい立ち上がり。六回に連続暴投で失点するなど制球に苦しんだが、手堅い守備にも支えられ被安打5、奪三振8で完投した。
県岐阜商は八回に秋田が中越え2点本塁打を放つなど持ち前の長打力を発揮したが、水谷ら3投手が安定せず、初回の走塁ミスで先制点を奪えなかったのも響いた。
【京都新聞】
1997/8/15 2回戦 vs 高知商(高知) | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E |
平安 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 6 | 0 |
高知商 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 |
平安:川口-山田 高知商:藤川球、松岡-藤川 |
平安完勝 初回4点、リズムに乗る 川口三塁踏ませず11奪三振 高知商2安打に泣く
平安は左腕エース川口の好投で快勝した。初回に先頭奥井が中前打。村岡の投前バントが藤川球の野選を誘い、辻本の三塁線バントも藤川球の一塁悪送球となって満塁の絶好機をつかんだ。川口はいい当たりの右飛に倒れたが楠本の強い三ゴロを西川がはじいて三走奥井が先制のホームへ。なおも奥原の遊ゴロと重盗、田中の中前打で一気に4点を挙げて主導権を握った。川口は高知商の待球作戦にあって序盤こそボール先行で苦しんだが、すぐに本来の小気味よいリズムを取り戻した。とくにカーブの制球が良く被安打2、奪三振11、与四球3で三塁を踏ませず危なげなく完封した。
高知商は先発藤川球が10奪三振と力投。しかし、立ち上がりに自身のバント処理ミスでバックが浮足立ち、打線も最後まで狙い球を絞れなかった。
【京都新聞】
1997/8/18 3回戦 vs 浜松工(静岡) | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E |
浜松工 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 6 | 0 |
平安 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | x | 3 | 9 | 2 |
浜松工:伊藤-久米 平安:川口-山田 |
平安、1点差守った 9回 川口、浜松工の反撃断つ
第七十九回全国高校野球選手権大会は十八日、甲子園球場で3回戦を行い、第2試合に登場した平安(京都)は3-2で浜松工(静岡)に競り勝ち、同校として二十三年ぶりにベスト8入りを果たした。京都勢として準々決勝に進出したのは平成五年の京都西以来四年ぶり。
平安は三回二死三塁から村岡、辻本の連打で2点を先制、五回にも1点を追加、リードを広げた。川口に抑えこまれていた浜松工は七回、3安打で2点を返し激しく追撃し、八、九回にも好機を迎えた。しかし平安は、川口の力投とバックの好守で後続を断ち、1点差で逃げ切った。
1997/8/19 準々決勝 vs 徳島商(徳島) | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | H | E |
平安 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 5 | 9 | 2 |
徳島商 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 1 |
平安:川口-山田 徳島商:中山-加藤 |
平安、耐えて10回一挙4点 満塁好機に3塁打 粘る徳島商突き放す
平安は川口の気迫のこもった投球と奥井の土壇場での集中力で息詰まる競り合いをものにした。
1-1の延長十回、先頭の奥原が四球を選び暴投で二進。田中四球の後、山田が送り、続く宮田芳も四球で満塁の絶好機をつかんだ。この場面で奥井が右中間突破の三塁打を放って一気に勝ち越し。さらに村岡の中前打で1点を加えて突き放した。
1点を追う五回は楠本の右翼線二塁打の後、奥原の投前犠打で一死三塁。田中の確実な投前スクイズ(安打)で追いついた。川口は最後まで直球の威力と変化球のキレが衰えず、被安打6、無四球で11奪三振を奪い、1失点で切り抜けた。
徳島商は二回、佐々木の右翼線二塁打の後、三木の送りバントと山田のスクイズで先制。六回には二死一塁三塁と川口を攻めたてたが、もう一本が出ず、緩いカーブで平安打線をかわしていた中山を援護できなかった。
【京都新聞】
1997/8/20 準決勝 vs 前橋工(群馬) | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E |
前橋工 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 |
平安 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | x | 3 | 10 | 1 |
前橋工:佐藤、田村、薗田-寺内 平安:川口-山田 |
平安41年ぶり決勝進出 川口、前橋工を完封 3,6回の好機に加点
第79回全国高校野球選手権大会第13日は20日、甲子園球場で準決勝2試合を行い、第1試合に登場した平安高(京都)は3-0で前橋工高(群馬)を破って決勝に進んだ。
平安高の決勝進出は、三度目の全国制覇を果たした1956(昭和31)年以来、41年ぶり。京都勢としては1981(昭和56)年に準優勝した京都商高(現京都学園高)以来16年ぶり。
平安高は三回一死三塁から辻本裕哉一塁手の三遊間突破の適時打で先制。六回にも奥原耕三三塁手の右中間二塁打と山田拓哉捕手の右前打で2点を追加。川口知哉投手の好投で逃げ切った。
【京都新聞号外】
1997/8/21 決勝 vs 智弁和歌山(和歌山) | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E |
智弁和歌山 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 1 | 6 | 9 | 0 |
平安 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 0 |
智弁和歌山:藤谷、清水-中谷 平安:川口-山田 |
平安力尽く 5回逆転も実らず
平安は2点を追う五回にいったん、逆転に成功したが、川口が終盤に智弁和歌山の強力打線につかまり、突き放された。
五回、先頭の楠本が右前に合わせて奥原が送り、田中四球後、山田の投手強襲安打で一死満塁と詰めた。ここで宮田の投前スクイズでまず1点。なおも二死二三塁から奥井が勝負強く三遊間を破り、鮮やかに逆転した。
だが七回から登板した清水に対し、奥原の右前打から一死二塁、九回は楠本の中越え二塁打などで二死二三塁と粘ったが決定打が出ず、崩しきれなかった。
川口は上々の立ち上がりを見せたが、さすがに連投の疲れは隠せず、速球、変化球とも本来の切れを欠いた。逆転後にも気力を振り絞ったが、微妙な制球が定まらず終盤に打ち込まれた。
智弁和歌山は打線のつながりと継投策が際立った。七回に3安打で追いつき、八回は中山の三塁線二塁打で勝ち越した。左の技巧派藤谷から右の本格派清水へ継投も奏功した
【京都新聞】