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全国高校野球選手権大会 1970年(昭和45年)

龍谷大平安硬式野球部応援サイト全国高校野球選手権大会
'70/8/11/td>1回戦須坂園芸
(長野)
13-0
'70/8/162回戦熊谷商
(埼玉)
12-13

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第52回(昭和45年)選手権大会の平安

全国高校野球選手権大会 1970年(昭和45年)

1970/8/11 1回戦
甲子園球場
vs 須坂園芸(長野)
TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
平安 0 0 0 1 6 1 3 1 1 13 17 0
須坂園芸 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
平安:片山、大狩―市場
須坂園芸:牧野―滝沢

1970/8/16 2回戦
甲子園球場
vs 熊谷商(埼玉)
TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 H E
平安 2 0 0 0 0 1 0 1 6 2 12 19 3
熊谷商 3 1 1 2 0 2 0 0 1 3x 13 21 4
平安:片山、大狩、片山―市場
熊谷商:田島―長浜
本塁打:中山(平)反町(熊)

平安、奇跡の大逆転及ばず 死闘3時間33分
痛恨の10回裏 熊谷商にサヨナラ負け

平安は勝運に見放された。九回、4長短打を集中して大逆転をしたその裏、1点を返されて同点。2点のリードを迎えた十回には長打を連続されて熊谷商にサヨナラ勝ちを許してしまった。平安はもてる力を全部出しきって負けた。若い気迫がぶつかり合って見事な試合だった。
平安は一回、西村の四球、敵失、市場の三遊間安打などで2点を先制し、快調なすべりだしだった。ところが、左腕片山の調子は最悪だった。一回、2四球を許した後、反町に2-0から左翼ポールに直接当たる3点本塁打を打たれ、あっさり逆転されてしまった。片山はその後も調子がもどらない。熊谷商打線に確実にミートされ、八回までに5点のリードを許した。
九回になって平安がすさまじい破壊力を発揮した。それまでの荒いバッティングがウソのように、すばらしいミート打法をみせた。無死一、二塁から江島の敵失で次田がかえり1点。西村の中前安打、敵失で2点を加えた後、なおも二死満塁のチャンス。ここで市場が三塁線を痛烈にぬく二塁打で走者を一掃、大量6点をいれて逆に1点のリードに立った。
しかし、熊谷商はすごい。その裏、松崎、江黒、反町が3連続長打して1点を入れ、再び同点。延長にはいった十回、平安は中山の左翼ラッキーゾーンへの本塁打、西村の二塁打などで2点をあげ、勝負はあったかに見えた。
だが、やはり片山が打たれた。内田、松崎に連続三塁打、江黒にも二塁打と長打を集中されて同点。無死、二塁から反町の遊ゴロを次田が三塁に悪投して無念の1点を許した。
両校あわせて40安打。これは投手の不調によるものだ。両投手とも終盤は極度の疲労。ただ猛練習で鍛えたことのみを信頼し、もくもくと投げていた。そのプレーとマナーは尊い。平安は攻守ともつたない面があったが、力いっぱいプレーし、そして負けた。
【京都新聞】