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全国高校野球選手権大会 1954年(昭和29年)

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'54/8/141回戦高知商
(高知)
4-5

全国高校野球選手権大会 1954年(昭和29年)

1954/8/14 2回戦
甲子園球場
vs 高知商(高知)
TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
高知商 0 0 0 0 0 2 0 3 0 5 6 2
平安 0 0 1 0 1 2 0 0 0 4 9 0
高知商:片田―小谷
平安:木村―新谷

高知商八回に逆転 平安前半のリード空し
両チームの力量は全く互角、その上両チームとも攻守に充実していたので、今までにない活気に満ちた試合となり、局面は二転、三転、最後まで予断を許さなかった。
平安は三回、西村博が殊勲の三塁打で先取点を上げ、五回にはいかにも平安らしい巧妙な試合運びで追加点をあげ2-0と引き離した。
しかし、高知も六回杉峰の四球をはさんで友永、門田、小谷の安打が続き同点に持ち込んだ。このころから片田、木村両投手にようやく疲労の色がみえた。
平安はこの機をすかさず六回田島安打のあと新谷の三塁打と津久田の安打で再びリードを奪ったが、高知は八回杉峰四球のあと出井の中前安打、小谷の四球で一死満塁の好機をつかみ、片田が三塁線を抜く二塁打を放って走者を一掃し、試合を逆転してしまった。
高知の勝因はねばり強い闘志にあるというほかなかった。二度にわたり試合を引き離されたが、試合を捨てず最後まで食い下がったことが成功した。これが八回片田の一撃となって現れたとみてよかろう。
片田は打たれながらも、シュートとカーブをおり混ぜて苦心の投球を続け努力が実を結んだ。平安はうわさに違わず試合巧者なところをみせ、ヒットエンドランの成功、また9安打を奪った豊富な攻撃力はあったが、木村投手が後半、疲労して打たれ惜しい試合を失った。
【朝日新聞】